「蛍の墓」です。誰もが涙する戦争の映画ですが、子どもの時に見た感想と、大人になってから見た感想とで大きく変化する映画かと思います。子どもの時に見た際には、ただただ可哀想で、戦争なんてなければ良い、周囲の人達はひどい人達だと感じていました。しかし、大人になって、自分の子どもが見ているのを一緒に見ていると、あんな戦争のご時世に、妹と遊んで過ごし、人の役に立とうと努力の姿勢も見せなければ、周囲に良い顔をされないのも当然かもしれないと、大人からの目線からも見られるようになりました。映画を見たその時の年齢や、自分の立場によって、こんなにも感情移入する対象が変わるのか・・・と改めて考えさせられた映画でした。